Webマーケティングスクール

Webマーケターの業務内容まとめ【広告運用・営業・新規提案・クライアントワーク】

2023年9月4日

はいどうも。
今回の記事では、広告代理店でWebマーケターとして6年半働く自分が、
ふわっとしているWebマーケターという単語が、具体的にどういった業務内容を指しているのかを解説する。

下剋上ラボでは最短でWebマーケター職になるための方法として、Webマーケティングスクールを推奨している。
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Webマーケターの業務範囲は結構広い

近年、クライアント側に元広告代理店の人間がジョインしていたりするため、
浅い提案をしても発注を貰えなくなっていて、広告代理店業務の難易度はどんどん上がっている。

そのためより精度が高い専門的なデータや考察を、今まで以上に広い範囲で扱わないといけなくなってきている。
※反対に、昔は手動で作業しなければならなかった事柄が自動化されて作業が減っていたりもする。

まとめると、「Webマーケターの仕事は変動しながらも多岐にわたる」ため、
多くの会社では複数人で分業してタスクをこなしている。

あくまで平均的な業務として、下記のような業務が全体像となる。
※それぞれとてもざっくり記載しているが、項目ごとにかなり奥が深かったりする。

※↑クリックで拡大できます。

業務1.戦略考案

 配信媒体の選定
 配信シミュレーション作成(KPIの設定)

業務2.広告開始後の広告運用調整

 改善案の捻出、説明のための図解作成
 広告入稿
 レポート作成
 媒体ごとのクリエイティブトレンドの理解

業務3.媒体折衝(主要媒体5社:Google、Yahoo、Meta、LINE、TikTok)

 各媒体の新機能情報を把握
 他社案件のトレンド、自社へ横展開
 改善案の協議

業務4.その他業務

 タグマネージャー管理・設定保守
 LPO施策管理

業務5.日々のクライアントワーク

 コミュニケーションで信頼の構築
 依頼されるデータ作成
 常に状況把握、クライアントから指摘が入る前に改善案提出

業務6.クライアント側の事業KPIの理解

 事業計画に対する改善提案(新規媒体への配信拡張、LTV、解約率、CRM引き上げ率、オファー開発)

業務7.プロジェクトに対するルール策定

 どういったルールを用いれば事故を防げるのかを考え、周知

さらっと書いてみたがこれらの業務はかなりボリュームとして多い。
また通常のWebマーケターは担当するクライアント数は1社では済まないため、
上記の作業かける担当社数分の作業が存在する。

だからそれぞれの業務に対して、曖昧な知識のままではなく、
きちんと腹落ちした状態で入社しないと、すぐに事故が発生してプロジェクトから外されてしまったりする。

絶対に独学じゃ無理だと思ってる。

Webマーケターの細かい粒度の業種名について

上記の通り、分業して進めている会社が多いと述べたが、具体的には3−4個くらいの業種に分担されている。
呼び名に関して正式なものはなく、全国の広告代理店・コンサルティング会社が好き勝手に名付けている状態。

とはいえ下記名称で呼ぶことが多いため、一旦下剋上ラボでは、下記名称で定義する。

▼Webマーケター分類
役割1.アカウントプランナー(アドプランナーとも言う)
役割2.ストラテジープランナー(ストラテジックプランナーとも言う)
役割3.アドコンサルティング
役割3.アドオペレーター
役割4.クリエイティブディレクター

詳しく役割ごとに説明していくが、いちばん重要なのはWebマーケターでみんなが想像しているのは、
おそらくアドコンサルティングという広告運用者。
ただ、会社で一番昇進しやすかったり昇給しやすかったり、今後クライアント側へ転職を誘われたりするのは、
アカウントプランナーだったりする。

だから未経験でWebマーケターになりたい人は、
アドコンサルティングとして広告運用スキルを学びながら、将来的にはアカウントプランナー的な動きができるようになると年収を上げやすい。

Webマーケティングスクールの中ではこういった、アカウントプランナーの動きも学べるスクールを選ぶとなお良い。
※ワナビーアカデミーのような「クライアントワークも学べる」、記載が目印となる。

役割1.アカウントプランナー

わかりやすく言うと、営業職。
クライアントから発注をもらうための提案をして、広告アカウントを開設させる役割。
プレゼンをする際のスピーカーはこの役割の人が担当することが多い。
クライアントワークはアカウントプランナーが担当することが多いため、コミュ力必須。
新規媒体の提案をするだけではなく、ツールの提案や、解約率を下げるなどの提案も範囲に含まれる。

役割2.ストラテジープランナー(ストラテジックプランナー)

わかりやすく言うと、企画職。
アカウントプランナーが示した提案方向性に対して、根拠データを集める役割。
人口データから各業界の売上シェア、その他アンケートデータなどから、
市場全体の売上見込や、ターゲット像の解像度を上げる。
これがあるとないとでは、「しっかりとした提案書」具合が大きく変わる。

役割3.アドコンサルティング

わかりやすく言うと、THE コンサルタント。
広告配信が始まったあとの数値状況を見て、改善案を考える役割。
媒体理解だけではなく、改善案をアカウントプランナーへ伝える際に、わかりやすく伝えられる事が重要。

役割4.アドオペレーター

わかりやすく言うと、事務職。
日々の数値レポート作成や、アドコンサルティングが決めた改善内容に沿って、
新規広告を広告管理画面へ入稿作業をする役割。
エクセルが強い人などはこの役割で重宝される。マクロとか組めたら引っ張りだこになる。
唯一この役割だけがクライアントと対峙しないことが多い。

役割5.クリエイティブディレクター

わかりやすく言うと、Webデザイナー職。
各媒体のバナー、LPなどのデザイン領域について最適な提案をする役割。
大体この役割の後ろには、デザイン実作業を行うデザイナー達や、コーディング作業を行うコーダーが存在する。
言語化しづらいデザイン領域について、非デザイナーのクライアントに対しても分かりやすく説明する必要がある。

クリエイティブディレクターになりたい場合に関してだけは、
Webマーケティングスクールではなく、Webデザインスクール講座に通うほうが正しい。

どの業務を、どの役割が担当することが多いか?

各役割について、だれがどの業務を担当することが多いのかをまとめてみた。

ただ、もちろん極端なことを言えば一人ですべての業務をやってしまう会社もいるだろうし、
実際のところ大手企業以外の実情は、
アカウントプランナーがストラテジープランナーとアドコンサルティングの3役を兼務して、
戦略考えたあとの実務を、アドオペレーターとクリエイティブディレクターに業務依頼しているケースがほとんどな気もする。

アカウントプランナーが担当する業務


※↑クリックで拡大できます。

アカウントプランナーの業務内容は薄く広く全体把握と進行管理を行いながら、クライアントワークがメイン。
クライアントから見ると、このアカウントプランナー=会社の顔になるため、花形ポジションではある。

どんなクライアントにでもホスピタリティを持って接することが必要なので、わかりやすい資料作成スキルもとても重要。

どの会社も給料が良いのは、この職種である傾向がある。
ただ、楽ではない…

ストラテジープランナーが担当する業務


※↑クリックで拡大できます。

ストラテジープランナーが関わるのは主に、提案資料作成の部分。
その他は常に依頼が来ても良いように、インプットをし続ける日々になる。

「提案書の根拠作成」という重要な要素のある役割だが、あまり日の目を見ないのが正直なところ。
そのため、ストラテジープランナーの役割だけを行っている人は少なく、他の役割と兼務しがち。

アドコンサルティングが担当する業務


※↑クリックで拡大できます。

各種媒体のトレンドに精通し、改善施策を提案する一番WEBマーケティングっぽい役割。
ただどういうわけか、「マニア」や「職人気質」な人が集まりがちで、頭が良くても口下手な人が多い。
アドコンサルティングのスキルを持って分かりやすく話せる人は、アカウントプランナーへ転向してしまうことが多く、
結局あんまり話せる人がいない役割の印象。

媒体とガッツリ仲良くなって情報を引き出していく、というアクションができるのが理想だが、なかなか改善施策でいっぱいになってしまいがち。

アドオペレーターが担当する業務


※↑クリックで拡大できます。

アドオペレーターは定点観測用のレポートを管理するのがメイン業務。
入稿作業業務や単純作業系の依頼を一手に引き受けてさばいていく役割。
突発で各役割の人からデータ作成を依頼された場合にも稼働。

Excelに詳しければ詳しいほど楽になる業務が多い。

クリエイティブディレクターが担当する業務


※↑クリックで拡大できます。

各種媒体トレンド、LPトレンドを抑えた上で、いかに論理建てて提案できるかが重要。
アドコンサルティングとは異なり、LTV改善などでもクリエイティブは必要になるため絶えず提案をし続けられるようなインプットが重要。

クライアント含め非デザイナーが多いため、抽象的な意見を形にする役割となるので、コミュニケーション能力が必要となる。

 

未経験でも始めやすい職種はアドコンサルティング

以上、Webマーケターの職種別の解説を行ってきたが、未経験の形がこの業界に入ろうと思った場合、アドコンサルティング職が一番参入しやすい。
一番人材が不足しがちな職種であることが多いので、複数内定をもらって金額を釣り上げる交渉がしやすい。

アドコンサルティングで業界に入って、アドプランナーに転向するような動きができて、
最終的にクライアント側へ転職する…というのが成功パターンとしてよく存在する。

未経験でまずはアドコンサルティング(広告運用)のスキルを付けるためには、Webマーケティングスクールが最効率でコスパよく叶えられる。
この下剋上ラボでは、様々な角度からWebマーケティングスクールを比較したランキング記事を紹介しているので、参考に見てほしい。

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