はいどうも。
最近「無料のWebマーケティングスクール」という単語をWeb上で見るようになってきた。
今回はこれに関する記事になる。
まず最初のこの記事の結論から書かせてほしい。
それは、お得感に釣られて無料のWebマーケティングスクールに契約するよりも、
実は普通の一般的なWebマーケティングスクールに通ったほうが結果的に安くなる、ということだ。
無料のWebマーケティングスクールを謳う会社は下記の2種類に分かれる。
※念のため、(3.)に独学パターンも記載した。
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1.無料のセミナーが受講できるパターン【無料セミナー型】
2.転職決定後、初めて課金になるパターン【転職後課金型】
(3.)Web検索で知識をつけたり自腹で書籍を購入するパターン【独学型】
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それぞれの種類について結論は下記。
1.はただの伝え方の問題、実は全然無料ではない。
2.は結果的に、費用が高くなる可能性がある。
これはどういうことなのか?
前提知識も交えながらこの記事では解説していく。
無料のWebマーケティングスクールの種類とは
上記でもすでに触れたが、無料を謳うWebマーケティングスクールの種類は2つだ。
1.無料のセミナーが受講できるパターン【無料セミナー型】
2.転職決定後、初めて課金になるパターン【転職後課金型】
それぞれについて調べたので、詳細を記載していく。
1.無料のセミナーが受講できるパターン【無料セミナー型】
いわゆる「無料のセミナーを開催するので、そこで興味があれば有料の受講までお進みください」というシステムのもの。
とはいえ、結構この無料というワードを全面に出しているので、勘違いする人もでてきそうな印象。
ただこれは結局、多くの会社がカウンセリングや面談で説明している内容を、大人数向けセミナーとして実施しているだけ。
セミナーでやる気になった方は、有料コースへ参加するだけなので、無料では本当に触りの部分しか知ることができない。
まぁ最初は無料だと思ってセミナー受けた結果、きちんと正規料金に納得して受講契約まで進む人もいるかも知れないので、
広告としては正解…なのか…?
2.転職決定後、初めて課金になるパターン【転職後課金型】
Webマーケティングのスクール学習と、転職サービスが一体化しているもの。
講座の受講は無料、その後「転職が決まった(内定が出た)ときにだけ」費用が発生するというシステムのもの。
受講を進めるだけではお金がかからず、転職が決まった時期で初めて課金が発生するという、
いわゆる成果報酬型のサービス。
まだ数は少なく、23年10月時点では1つのサービスしか確認できていない。
※このあとデメリットにも大きく触れるため、サービスのバイネームは控える。
(3.)Web検索で知識をつけたり自腹で書籍を購入するパターン【独学型】
最後は一応…という意味で記載しておくが、
Webマーケティングのスキルに関してはWeb上に解説記事も多く、根気よく自分で調べていけば学習しやすい分野ではある。
毎年こういった情報が体系化されて書籍になっているし、半年もすれば新しいトレンドやルールに変わってしまう部分はWebで補完しやすい。
書籍は数千円だし、Webでググるのはなんとタダである。
ただ…考え方や仕組みの理解の知識はつくのだが、実務部分は実際に知識を使って操作してみないと本当に理解するのは難しいと思う。
自分自身も現在Webマーケティング会社で働いているが、
色々な「ツール」や「広告の管理画面」を実際に操作し結果を分析してみて、
ようやく腹落ちする部分がとても多い。
あれ?この自腹で広告を配信するときの広告費、いくら掛かるんだろう…?
以上でそれぞれの無料でのWebマーケティングスクールのパターンを解説した。
ここからはそれぞれのデメリットを再度まとめている。
振り返りに使ってほしい。
無料のWebマーケティングスクールのメリット
改めて、メリットについてはそれぞれ下記。
【無料セミナー型】のメリット
無料でセミナーを受けられる
自分と同じ境遇のユーザーがどれくらいいるのか、知ることができる。
【転職後課金型】のメリット
学習後、転職に失敗してしまった場合、お金がかからない
【独学型】のメリット
特になし。
無料のWebマーケティングスクールのデメリット
改めて、デメリットについてはそれぞれ下記。
【無料セミナー型】のデメリット
無料で受けられるのはセミナーまで。結果的にスクール受講するのには有料となる。
【転職後課金型】のデメリット
転職後課金型のデメリットは2つあると考えている。
【転職後課金型】のデメリット1
当然学習中に脱落していく人が一定数存在するわけなので、
最終的な課金対象者が少ない場合、当然一人あたりの費用(課金額)は多く発生する。
100人が平等に10万円の受講料を払う場合、スクールの売上は1,000万円。
無事に転職が決まった20人が1,000万円を払わなければ行けない場合、分配すると50万円だよねってハナシ。
上記は極端な例で、転職が決まる確率はもっと高いだろうから、
一人あたり50万円の支払いまでは行かないと思われるが、
平等に受講量を支払う形式のスクールの10万円よりはどう考えても高くなる可能性が高い。
というのが1点目のデメリット。
【転職後課金型】のデメリット2
転職型のスクールは転職先を自分で選べないリスクが有る
【独学型】のデメリット
独学型のデメリットはなんといっても自腹での広告費を捻出する必要があること。
書籍やWEBで概念的な知識をつけたとしても、結局管理画面や入稿エディターを触りながら実務を進めないと、わからない点が多いだろう。
また仮に、実際に実施したい広告配信内容が設定できたとしても、問題はそのあと。
最近のWEB広告は配信後、状況を見ながら臨機応変に軌道修正の対応を入れていくのが当たり前となっている。
この軌道修正の調整作業を着手できていないまま、学習完了とは言いづらい。
結局30−50万円くらいの広告費を欠けながら、運用調整の方法も学習する必要が出てくる。
このお金があるなら、スクール通ってしまったほうが良くない?と心から思う。
【結論】無料のWebマーケティングスクールを利用すべきか?
長文となってしまったが、結論として「無料のWebマーケティングスクールはあえて利用しなくても良い」のでは、と思っている。
今後サービスがブラッシュアップされればおすすめレベルが変わるかもしれないが、
現状だと通常のWebマーケティングスクールの料金のほうが安く、おすすめできると言える。
下記のページで料金感も調べた上でのおすすめのWebマーケティングスクールを一覧で紹介しているので、
こちらのページを是非参考にして選んでほしい。
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