はいどうも。
「転職は座学だけで足りるの?」、「実務経験がないと転職厳しいって本当?」
こんなことがよく言われています。
今回はそんな、Webマーケティングスクール職で度々話題にされる、”実務経験”についての記事。
とはいえ、実務経験が重要と度々言われているが、ちょっと言葉としてふわっとしており、実際にどういったことを指すのかが分かりづらいこともあり、最終的にどういったことを語れるようになれば”実務経験がある”という判定になるのか、を含めて解説していく。
実務経験があれば、最高の年収交渉ができるようになるため、この記事を読んで実務経験の解像度を上げて、最短での年収交渉を叶えましょう!では、記事をどうぞ!
Webマーケティング職においての実務経験とは何を指すか?
まずは実務経験という言葉の解像度を高めよう。
言葉通り、”ビジネスとしてとして実務に当たり、収益を稼いだこと”を意味する場合もあるのだが、
転職、副業案件の獲得に際して求められる実務経験は少し異なり、こういった場合には下記を実務経験として聞かれている場合が多い。
- 予算がどれくらいの広告アカウントを運用した経験があるか?
- そのアカウントでは具体的にどの広告媒体を運用したか?
- どのような考え方のプロセスで数値改善を行ったか?
これらの質問に答えられるようにするのが実務経験となる。
経験広告予算:〇〇万円
取り扱い媒体:〇〇、△△、□□
考え方プロセス:媒体最適化の優先順位は〇〇で考えていて、それは△△の考え方が根拠となる。
優先媒体の〇〇は□□のバナーが獲得取れる傾向にあるため、それを活用して優先的に☆☆の指標から改善していったところ、目標CPAが達成できた。
ご覧の通り、ぱっとコレを答えられたら、「あ、この人は分かっている人だな」という印象を与えられることは間違いない。
これが答えられるようになったらもちろん面接通過率が上がるのだが、面接通過率を上げるだけではなく他にも色々なメリットが有るため、この実務経験を推奨している。
Webマーケティング職での実務経験を身につけるべき理由
面接通過率だけではなく、他にも下記のように実務経験を手に入れる必要性が存在する。
- 語れる実務経験があると、年収交渉も通りやすい
- 改善実績を分かりやすく言語化することで報連相の能力が高く証明ができる
- 今後の広告運用で判断に迷ったとき、やっぱり実務経験が支えてくれる
一つずつ解説していく。
Webマーケティング職への年収交渉に有利に働く
まずは年収交渉。
面接の時点で実務経験を元に自分の考え方(仮説、読み)を語れる状態にしておくと前述の通り、”分かっている人”だと認識してもらえる。
当然即戦力として認識されるため、企業からしても採用意欲が向上する。
つまりは、高い年収交渉を行っても通過できる可能性が上がる。
複数社内定を獲得できれば、内定企業同士で更に年収交渉で競われることも可能となるため、
全てはこの実務経験がキモになってくる。
Webマーケティング実務経験が語れるとコミュニケーション力を証明できる
次に、コミュニケーション能力だ。
実際のWebマーケティング職は、個人で完結するものではなく、複数それぞれのスキルを持ったメンバーがチームを組んで動くことが多い。
そこで重要になるのが、コミュニケーション能力となる。
-
参考Webマーケターの業務内容まとめ【広告運用・営業・新規提案・クライアントワーク】
はいどうも。 今回の記事では、広告代理店でWebマーケターとして6年半働く自分が、 ふわっとしているWebマーケターという単語が、具体的にどういった業務内容を指しているのかを解説する。 下剋上ラボでは ...
続きを見る
広告運用を行った結果、
目標数値の達成、効果が良い場合は、「なぜ効果が良かったのか?次は何をすれば更に良くなるのか?」
目標数値の未達、効果が悪い場合は、「なぜ効果が悪かったのか?次は何をすれば回復するのか?」
を言語化して分かりやすく伝える必要がある。
なので実務経験をきちんと話せるようになれた時点で、問題を乗り越えてきた(≒コミュニケーションを経てきた)ことが証明できるというわけだ。
Webマーケティングの実務経験は、今後の実務判断を支えてくれる
最後に、転職や副業案件獲得の先、実際に本番の実務に入った際のこと。
ここでもやっぱり過去の実務経験の情報は自分を支えてくれる。
広告運用業務では、常になにかしたらの選択を取り続けなければいけない。
それも、根拠を持って選択をしないとミスが合った場合の説明がつかなくなる。
この根拠を持つというのが、人によって難易度が大きく異なる。
実務経験が多い人は、過去今までの「あのときの経験」が根拠として使えるが、実務経験がなく座学だけで学んできた人は圧倒的にここのストックが足りず、現場で大きく苦戦することになってしまう。
なので本番実務に入る前、Webマーケティングスクールの時点で、
なるべく多くの実務経験の数や種類を積めるようにする必要があるということになる。
独学で実務経験は得られないのか?
ここまで語ってきた実務経験の重要性…これは独学でも得られるのだろうか?
回答としては、下記2つの壁が存在するが、独学での実務経験を積む方法はあるにはある…。(全く推奨はしていない)
▼独学での実務経験の壁
- 実費を支払って広告を配信する必要がある。
- 選択を迫られた際、座学では得にくい感覚的な部分が重要のため、座学知識のみの最初は手探りになる。
実費で実務経験を得るために必要な出費は約300万円
実費で広告運用費用を支払って実務経験を身につける場合、
最低でも月額100万円×3ヶ月分の300万円程は用意したい。
既に運用実務がある方であればこんなに金額は必要ないが、実務未経験の状態だと様々な判断で最初は間違えることがるので、このくらいは必要となる。
既に自社商品があるのであれば問題がないが、
CVタグを対象ページのサンクスページに設置する必要があるので、
勝手にその辺の他人のページを広告配信しても経験は得られない(CV計測ができないため)
この場合は”リスティング広告OK”の条件のアフィリエイト広告プログラムに参加するのがいい。
事前にASPへ連絡して、タグ設置OKなアフィリエイトプログラムであれば、サンクスページにCVタグを設置してもらってから、広告配信を行う流れとなる。
もし使える予算に余裕がある場合、この選択肢となると思う。
どうしても座学では得られない感覚的な部分が一定量存在する
上記条件をクリアして広告配信が開始できても、座学とは大きく感覚が異なると思う。
想像よりも早く勝手に広告予算は消化されていくし、溜まったデータから何が読み解けるのか?最初はほとんとイメージつかないと思う。
ただし、決められた予算内で常に仮説を持って選択肢を選び続ければ徐々に、
- このくらいの入札を貼っても意外と配信量が増えていかないんだな…や、
- 少ししか入札抑制していないのに、こんなに配信量が抑制されてしまうんだな…や、
- 事前にシミュレーションで出した想定CPC数値と実績CPCがこんなに乖離するんだな…
だったり細かな点を理解できていくと思う。
このあたりの微妙な挙動が座学では理解しきれない部分だったりする。
繰り返しになるが、Webマーケティングスクールであればスクール側のお金で広告アカウントが配信調整できるし、上記座学では理解しきれない部分についても質問しながら進めることが可能となる。
実務経験を得るのにおすすめなWebマーケティングスクール3選
最後に、こういった実務経験を得るために選ぶべきWebマーケティングスクールの紹介となる。
下剋上ラボでは下記3スクールであれば、問題ない量の実務経験が得られるとして紹介している。
- ワナビーアカデミー
- マケキャン
- デジプロ
これらの3スクールはどこもレベル感としては変わらず、高いので安心してほしい。
- リスキリング給付金(手続きが大変)を頑張れる人はマケキャン
- 大変な手続きは避けて、給付金なしでのコスパを考える人は、ワナビーアカデミー
- 実際の校舎でオフライン学習したい人は、デジプロ
などおすすめできる人は変わるが、どこも無料でWebカウンセリングを実施してもらえる。
まずサクッと話を聞いてみて、より親身になってくれるスクールを選ぶのがいい。
もし自分が過去に戻れるのであれば、カリキュラム的にワナビーアカデミーに問い合わせするところから始めるかな、とは思う。
根拠としては、下記記事にもっといろいろな角度から比較した下記記事を参考にしてほしい。
こちらもCHECK
-
【随時更新】令和のWebマーケティングスクールのおすすめ比較ランキング
はいどうも。 この記事では数あるWebマーケティングスクールの中でも、「現役Webマーケティング会社員」がおすすめするスクールを紹介する。 Webマーケティングスクールって10種類以上の会社がそれぞれ ...
続きを見る